2004年03月23日

現像液廃液処理、その後

 また色々調べていました。インターネットというものは便利なようで不便でもあり…(汗)
なにせあの感光剤の材質がわからんので現像液廃液に溶け込んだ感光剤の反応を
計算できない…
 感光剤の材質の特定が(少なくともインターネット検索では)できない結果になり、時間
を相当浪費してしまったので、とりあえず現像液の主成分だけに再び焦点をあてる。

 前回の話で出てきたどろどろの物体は、どうやらシリカゲルのようです。NaHCO3が生成される、という予測でもって発生したはずのSiがどこいったのかと思ってたので疑問だったんですが…
 ということで、化学反応式書き直し。下記のような反応のようです。

Na2SiO2 + 2(CH3COOH) → 2(CH3COONa) + SiO2 + H2O
※Na2SiO2:珪酸ナトリウム(現像剤) 2(CH3COOH) :酢酸 2(CH3COONa):酢酸ナトリウム SiO2:シリカゲル

ここで、各物質量or式量は下記の通り
Na2OSiO2 122.063240
CH3COOH 60.051960
H2O 18.015280
SiO2 60.084300
CH3COONa 82.033790
物質量は1molあたりの質量(g)なので、一定数の分子の質量がこの値になります。この値をもとに計算すれば、反応式の通りになる量を求めることができます。

 上記反応に必要な量はNa2OSiO2 122gに対して CH3COOHは120g
サンハヤトの現像剤DP-10は200ml液作製用で10g入り。
中和反応に要するCH3COOHの量は約9.8g はしょって10gとしてもよさそう。
 ところで酢酸の比重は約1.05なので、薬局で売ってる500ml氷酢酸は525g入ってると考えられますな。
 私が持ってる日本薬局方酢酸は30%(正確に言うと30vol% 体積パーセントか?)なので、
500ml液のうち酢酸は150ml(多分)。150mlが約157.5g

 上記反応に必要な10gの酢酸を取り出すには約9.5ml要るので、
30vol%溶液にして約31.7mlあれば足りる計算になる。

 ところでこれを現像剤包装の裏書きにある処理法により食酢でやるとすると、
食酢に含まれる酢酸は質量比で4~5%(ここでは質量パーセント)
10gの酢酸を得るには食酢200~250ml要る。
つまり裏書き説明にあるとおり、「現像液とほぼ同量」要る、ということになる。

…ふぅ。ここまでたどりつくのに何日かかった?(苦笑)
30%酢酸500mlびん1本買っておけば現像液3リットル処理できるぞ(爆)
但し中和生成物にはシリカゲルも入っているので、感光剤を濾過したら早めに流すなり埋めるなりしたほうがいいぞ。何日もほったらかしてヒドイ目にあったのは私です(苦笑)。多量の水とともに流せば問題ないそうですので。

投稿者 jun : 2004年03月23日 18:20 | トラックバック(0)
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